ナポレオンの戦場―ヨーロッパを動かした男たち
ナポレオンが生い立ちから彼がヨーロッパ中で戦った数々の戦役・戦闘を中心にした伝記。全体の分量は少ないため、政治向き・人事向きの話はばっさりおとし、著者の得意とする軍事向きの話が中心。 柘植作品は作者の生の主張が大きくでてきたり、自分の経歴をひけらかしたり、自分ならこうするみたいな主張が鼻につく。本作も例外ではない。悪女として名高い最初の夫人ジョゼフィーヌを幸運の女性としていたり、ひいきの将軍を特に賞賛していたり、いろいろ新鮮な部分もあり、変わったナポレオン本になっている。 なかなかナポレオンを概説した適当な書物がない中、本作は入手しやすく読みやすく、ナポレオン入門としてよいかも。 |

