アメリカは2008年11月に大統領選挙があるが、
民主党の候補としてヒラリー・クリントンの名が噂されて久しい。
女性初の大統領を誕生させようという、民主党屓贔のアメリカの
メディアの流れに乗って、日本の一部のメディアも彼女の待望論
がある。
しかしながらヒラリーが大統領になったら、日本にどのような
損失が及ぶか、まだ真剣に論じられていない。
私は〈中国が沖縄を攻める日〉(ワニブックス ―― 近日刊)で
これを想定した近未来小説を書き上げたばかりだが、
彼女がいかに危険な大統領になるかを予測しておいた。
彼女の夫 ―― 変態性欲者が大統領になったと言われた
ビル・クリントンは、その八年間の在任期間中に何をやったか、
もう一度考えてみよう。
彼は中国をアジアのパートナーと考え、日本を素通りした
外交を展開した。
しかもアメリカ国内では各州で、日本企業に対する訴訟を
続発させ、多額の賠償金を掠め奪ったのであった。
この夫婦はどちらも弁護士で、腕が立つと言われていたが、
「悪徳」とは紙一重であって、不動産に絡むホワイト・ウォーター
事件を起こした。
法的知識を活かして、しかも州というレヴェルで攻撃を仕掛ける
など、知能犯であることを忘れてはならない。
もし2008年の大統領選挙でヒラリーが大統領に選出されたら、
次の四年間は中国に甘いアメリカの最高司令官が在職すると
いう、日本にとっての大問題が出現してしまうわけである。
中国に脅威を与えるからと、MD ―― ミサイル・ディフェンス
計画を中断するかもしれない。
そして最終的には日米安保条約の機能不全、更には廃棄へと
進む可能性があるのだ。
日本としてはそうした事態が招来した際、どう対処するのか
考えを巡らせおく必要がある。
独自の路線 ―― 敵国への反撃手段とか
更には核武装にまで、範囲を拡大しておくべきであろう。
やるやらないは国際情勢次第で別である。