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ついに「胡錦濤は何をしているのか!」という批判が、
中国人の手でインターネットに登場した。
20分前後で検閲機関によって削除されたが、出るものが出た感じだ。
それにしても2008年5月12日の大地震で、中国の地方都市の手抜き工事
が白日の下に晒されてしまった。
公的建築物 ―― 学校や病院、それに橋などは、
地方高官が寄ってたかって10%また10%と抜いてゆくため、
実際の工費は半分以下ということも起こりうるからである。
そこで鉄骨の数を減らすということになる。
かくして大災害に襲われたら「はい、それまでよ」というわけだ。
私も中国の郡部を取材旅行していて、こんな柱ではとか橋桁ではと
思うことが多かった。
その危惧が的中したのであった。
6月刊の〈こんなに危ない北京五輪・上海万博(仮題)〉(学研)では、
三峡ダムが建設されたことにより、重慶から武漢のあいだの長江流域で
大地震が近い将来、発生するだろうと予測しておいた。
ダムが決壊すれば390億立方メートルの水が長江を一気に下るから、
それが中国の共産党一党独裁政権を吹っ飛ばす、
との可能性が出てくるのだ。
北京五輪も断層の上で競技が行なわれるだけに、
何が起きてもおかしくない。
テロも十二分に考えられる。
それにしても中国政府は、ネガティヴな情報の国外流出を惧れて、
人の援助は要らないと言い出した。
「同情するなら金をくれ!」というわけだから、思わず失笑を覚えた。
日本政府は深読みのできない欠点をまたしても発揮、
5億円を拠出するという。>
何故、物資で渡さないのか?
金銭で渡したら軍備に使われる可能性を否定できないからである。
先走りの消防庁などは、レスキュー隊員を勝手に派遣したら、
入国拒否を喰らう始末。
ビルマ ―― ミャンマーと称しているらしいが ―― の軍事政権と
五十歩百歩の北京の政権を、いつまで1人前の扱いをするつもりだろうか。
[2008年5月15日稿]
本稿校正中に迎え入れが決定したものの、
生埋めになった人の救出制限時間 ―― 72時間が経過している。
人命救助という点からするなら、全く意味がないではないか!
これを口実にして、日本企業は中国から撤収すべきだろう。
[2008年5月16日追記] |